ニシノユキヒコの恋と冒険

川上弘美著、新潮文庫
発情小説だと思った。ニシニユキヒコも女性達も発情期真っ盛りの感じだ。十代から中高年までずっと発情。(恋愛小説だから仕方ないのかな)
語り手の年齢と性格にあわせて語り口調を変えている。最も違和感を感じたのは一話目だったけれど、それは、わたしがその年代から離れてしまったせいなのだろうか。いま十代の女の子が読めば、問題ないのかも知れない。逆に、これは良いと思ったのが中高年女性の語りだったので、わたしの精神年齢は高い(老けている)のかなあ?
初めて読んだ川上弘美の小説。
きっと、他にもっと良い小説があるだろう。